健康は血流にあり?なぜトランポリンが最強の運動なのか

健康とは何でしょうか?様々な定義がありますが、平たく言えば「血液の流れ、つまり血流を円滑にすること」に尽きます。

血液がサラサラでも、血流が悪ければ健康は維持できません。血液が体内を循環することで、細胞内の命の源であるミトコンドリアに酸素や栄養素を送り込んでいるからです。血行不良が結局、全身の組織の崩壊や発病につながっています。

添加物食品などを控えて食事を改善するだけでも血流は相当良くなりますが、やはり運動は健康維持に不可欠な要素です。では、どのような運動が理想的なのでしょうか?

目次

人類と二足歩行の関係

人類の祖先は、水中の生き物でした。水中から陸に上がると重力負荷が6倍にもなります。四足で歩いていた時代は、体内血液の循環は心臓だけで十分でした。現在の多くの動物が四足歩行をしているのは、血液循環の有利性があるからでしょう。それほど血液の流れは重要なのです。

ところが人類は、あえて二足歩行を選択し、重力に逆らう道を選びました。当然、心臓への負担が増大します。そこで血液循環を物理的に改善するため、心臓から最も離れた場所に「第二の心臓」を作ったのです。それが強靭な筋肉の塊「ふくらはぎ」であり、直立歩行をする人間だけが持つ特別な器官なのです。

他の類人猿は1日に数kmしか歩きませんが、人間だけは1日に数十キロを毎日歩き続けることができます。私たちが当然と思っている「歩く能力」は、脳と同じく進化の過程で手に入れた並外れた能力なのです。他の身体能力を犠牲にして、人類は歩けるようになりました。

逆に言えば、人類は歩き続けることで進化してきたのです。わずか100年前までは、1日10km程度歩くことは世界中どこでも普通のことでした。二つの心臓を持った人類は、歩いてこそ健康のバランスを保てるのです。

心臓から出た血液は全身に運ばれ、静脈を通って心臓に戻りますが、足の静脈の血液を重力に逆らって心臓に戻すのは、心臓だけでは物理的に不可能です。静脈には下から上がってくる血液は通すが、通り抜けた血液は戻さない逆流防止弁が約4cm間隔で設けられています。この弁を押し広げて血液を心臓へ戻すポンプがふくらはぎの筋肉であり、それゆえ「第二の心臓」と呼ばれているのです。

熊本地震で車中泊をしていた人や、長時間のフライトでエコノミークラス症候群を発症した例がありました。これは足の静脈に血栓ができて詰まる症状ですが、ふくらはぎのポンプ機能が衰えたために起こるのです。直立時の血流に比べ、座ったまま30分後の血流はなんと半分以下まで減少します。

ですから、デスクワークなど座り仕事の方は、週末にまとめて運動するよりも、最低でも1時間おきに少し歩くなど、じっとしている時間を減らすことが非常に重要です。運動の効果は貯金できないのです。

現代社会は自動車、電車など便利なものに囲まれ、ほとんど歩かなくなりました。この便利さと引き換えに、健康の視点から見れば、人類史上最悪の時代を迎えているのかもしれません。

トランポリンの驚くべき効果

そこで自信を持っておすすめするのがトランポリンです。直径100センチほどの家庭用トランポリンは、比較的安価で、わずかなスペースに置けますし、いつでも気軽に使用できます。

効果の高さ、時間の節約、天候に左右されない手軽さ、維持費がかからないなど、あらゆる面で優れた運動器具です。

同じカロリーを消費するのに必要な時間を比較すると:

  • 歩行:22分間
  • 水泳:10分間
  • ランニング:6分間
  • トランポリン:わずか2分間

また、トランポリンは動きが大きいにもかかわらず、十分なクッション効果があるため、足首や膝、そして脳への負担が少ないのも利点です。ランニングでは硬い路面に足を打ち付けるたびに小さな衝撃が全身に伝わり、長時間走ると足首や膝を痛めたり、ボクサーのパンチドランカーのような脳への影響も懸念されます。

トランポリンの主な効果

1. 白血球を増やす 10分ほどのトランポリン運動で白血球が1時間ほど3倍に増加し、免疫力がアップします。これは生活習慣病対策にもなります。

2. リンパ液の流れ向上 トランポリンは全身リンパマッサージのような効果があり、体液を運ぶリンパ管の流れが劇的に改善します。リンパの流れが良くなると老廃物の排出がスムーズになり、解毒効果が高まり生活習慣病の予防につながります。

3. 血流向上 有酸素運動であるため、心臓が強化され血流が改善します。血流の改善こそが健康の基本です。

4. 子供の能力向上 近年、転んでも手が出ず大けがをする子どもが増えています。トランポリンでは、ジャンプしたら着地点を脳が探し、次のジャンプのためにどれくらいの反動を足につけるか、脳が瞬時に信号を送ります。この動作の繰り返しで脳と体が一体化していきます。子供の運動神経や脳の発達に非常に役立ちます。

5. 認知症・寝たきり防止 トランポリンは自然治癒力を誘発し、アルツハイマー型認知症や寝たきりによる機能低下にも効果が認められています。脳幹への刺激が高齢者の意識を覚醒させ、認知症の予防・改善につながります。また三半規管(バランス感覚)の機能を回復させるなど、脳全体の機能を高める効果があります。

6. ダイエット効果 全身の有酸素運動のため、ダイエット効果があり、むくみ防止や体の引き締め効果も期待できます。

7. 便秘解消効果 腸を刺激するため、腸の運動が活発になり便秘解消に効果的です。

8. 体力向上 筋力増強と血流改善により基礎体力が向上します。また血流が良くなるため、疲労時に少し跳ぶだけでエネルギーが湧いてきます。

9. 肩こり、腰痛解消 血流とリンパの流れが改善されれば、肩こりや腰痛も自然と軽減されます。

10. 骨密度向上 重力に逆らう運動のため骨に刺激が加わり、骨密度が増加します。更年期障害の改善にも効果があります。

優れた運動は、人体を構成する重要な要素である「ミトコンドリア」に酸素や栄養素を効率よく届けることを促進します。

トランポリンの使い方

空腹時は低血糖状態で脂肪燃焼が早いため、朝の空腹時が最も効果的です。ただし、朝は水分が不足しがちで、脂肪の燃焼には水分が必要なので、水分をしっかり補給してから始めましょう。レモン水やクエン酸水、自然海塩水などを飲むと良いでしょう。

朝の運動は脳をシャキッと目覚めさせるため、勉強や仕事の能率向上にもつながります。

単純な垂直ジャンプでも効果はありますが、手足を様々に動かしながら跳ぶとより効果的です。無理はせず、1日3分でも構いませんので、自分のペースで継続することが大切です。

まとめ

時間があるときにちょこちょこ跳ぶだけでも効果はありますが、やはり朝一番が最も効果的です。朝からシャキシャキとした状態になり、仕事の効率も上がります。

最初は1分も跳ぶのがしんどく感じるかもしれませんが、徐々に持久力がついてきて、体力の向上を実感できるようになります。

歩くことも素晴らしい運動ですが、トランポリンは雨の日でも、軽装でも、夜でも、いつでも気軽にでき、好きなタイミングで中断できる点が継続する上で非常に重要です。また、腹回りの贅肉が減るという嬉しい副産物も期待できます。

血流の改善は食事の改善だけでは限界があります。私たちの先祖は歩き続けることで健康を維持してきました。その効率的な代替として、トランポリンによる血流改善、すなわち健康づくりを強くお勧めします。家庭用なら100センチ前後のサイズが使いやすいでしょう。

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この記事を書いた人

地方の中小企業二代目社長。変化の波にもまれながら、社員と共に会社を成長させるべく奮闘する日々を送っています。

このブログでは、私自身が経営者として経験してきたこと、そして中間管理職の皆様が日々の業務で直面するであろう様々な課題に対するヒントを発信していきます。

世代間のギャップ、部下の育成、上司とのコミュニケーション、そして自身のキャリアアップ… 中間管理職の役割は多岐にわたり、その苦労は計り知れません。

時には悩み、壁にぶつかりながらも、なんとか乗り越えてきました。そんな経験を踏まえ、少しでも皆様のお役に立てるような情報を提供できればと思っています。

一緒にこの変化の時代を生き抜いていきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

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